非定型歯痛(特発性歯痛)

Q&A

はじめまして。
左下6番目の歯の根幹治療後一カ月から、左の下顎にズキズキした痛みがあります。
特に夜間強くなり眠れない程です。歯を噛みあわせたり、歯を叩いても痛みは誘発されません。歯茎に腫れはありません。
歯科医院を受診しレントゲンを撮りましたが、歯根破折は明らかではありませんでした。かみ合わせの関係かもと言われ、削ってもらいましたが全く改善しません。ロキソニンやカロナールを飲んでも、疼痛は軽減しません。痛みに悩んでいます。
抜歯した方が良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
安原歯科医院の安原豊人です。
歯に器質的な原因がなければ、非定型歯痛(特発性歯痛)の疑いがあります。
歯または抜歯後の部位などに生じる持続的な疼痛で、臨床的にもX-線検査でも異常が全く認められないにも関わらず、数か月にもわたって絶え間なく痛みが続くことがあります。じんじん、じわじわと表現される痛みでその強さはさまざまです。
女性に多く(8~9割)子供をのぞく、どの年齢にも生じる可能性があります。経過中に疼痛部位が他の歯に飛び火したり、顔面に拡大することもあります。また、当該歯を抜歯しても痛みが持続したり、他の部位に移動することがほとんどで、何の解決にもなりませんので注意が必要です。
発症のきっかけは不明ですが、背景に心理的ストレス要因があるといわれています。
多くの研究から三環系抗うつ薬のトリプタノールが著効することがわかっています。
一度受診されることをお勧めいたします。

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安原歯科医院
院長 安原豊人