遅延型再植 アンキローシス

現在高校一年生の息子ですが、 2年前にサッカーの試合中に顔を蹴られて、上の前歯が一本完全に抜けてしまいました。抜けた歯はすぐに歯医者で元の位置に戻し現在まで治療を続けてきて元通りにくっついたのですが、その歯だけが下の歯より内側に入り込んでしまっており、矯正歯科でも骨がくっついてしまっている可能性が高く、動かないと思う。と言われて悩んでます。
その内側に入り込んでしまった歯をどうにかできないでしょうか。
またその周りの歯も3本、傾いてしまっていて現在は色が変わってきてます。この場合は保険適用で治療することは出来ませんか?
また産まれつき地図状舌があり、体調が悪い時は食べ物が染みて苦しんでます。今まで色々な歯医者をまわってきましたが、どこも解決できずにいます。
どうか治療をしていただきたいです。
安原歯科医院の安原豊人です。
お子様の場合、遅延型再植でアンキローシスを引き起こしていることが疑われます。
つまり、脱臼歯を再植する際に歯の周りの歯根膜細胞が死滅しているような場合、再植したのちに歯と骨が骨性癒着を引き起こしてしまいます。
成長に伴って他の歯は伸びていきますが、骨性癒着している再植歯はそのままの位置にとどまるために低くなったり内側に入り込んでしまったりするように相対的に見えるものです。脱臼歯を再植するまでに歯が乾燥してしまったり、時間が経過してから再植した場合によく起ることがあります。歯はすぐに抜けてしまうことはありませんが、徐々に歯は外部吸収を引き起こして数年後に抜けてしまうことが多いものです。
お子様の場合まだ16歳ですので、しばらく成長を見守りながら、コンポジットレジン修復で歯の形を整形しながら様子を見ることをお勧めいたします。レントゲンで外部吸収が進んできたら残念ですが抜歯をして二十歳前後でインプラントを考慮すること
をお勧めいたします。また変色のみられる周りの歯も神経が失活している可能性がありますので治療が必要です。健康保険で治療可能です。ご安心ください。

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安原歯科医院
院長 安原豊人