親知らず抜歯に関わる下歯槽神経損傷の疑い

Q&A

今年4月に右下親不知を全身麻酔で抜歯しました。神経は傷つかず無事に抜歯が出来たとのことでしたが、手術翌日から右下歯茎顎唇に痺れがでました。治療の為、ペインクリニックで星状ブロック注射を週に1度、計17回接種しました。
最初は改善していくのが感じられたのですが、最近は注射をしても症状が変わらず、先生から一度治療を止めて様子を見ましょうと言われました。
現在も、まだ歯が浮いた感じがあり、唇顎も痺れていますが、他に何か良い治療法はないでしょうか。
親不知の抜歯を積極的にされている院長先生にご相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
安原歯科医院の安原豊人です。
やはり診察させていただかないとはっきりとしたことは申し上げにくいですが、親知らずの抜歯に関わる下歯槽神経損傷の疑いがあります。損傷の度合いにより感覚が半年から2年間ぐらいかけて戻ってくることもありますが、麻痺したままのこともあります。完全に神経が切れている場合には、神経をつなげる手術を行う場合もあります。
ただし回復には時間がかかるのと、完全に元には戻らないことが多いものです。保存的治療では早期には星状神経節ブロックを行ったり、ビタミンB12製剤の内服投与が行われます。いずれにしても精密触覚機能検査を行い的確な診断と経過観察が必要です。

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安原歯科医院
院長 安原豊人