口臭と舌苔

Q&A

こんにちは、ご相談がありましてメールにて失礼します。
86才のアルジの「口臭」を何とか解決したいと10年悩んでいる家内です。
人様に尋ねることも出来ないので主にPCネットをあれこれ駆使?し探してきました。鼻腔内の器官も疑い耳鼻科の検査もしましたが異常なし。今年始めより歯科医にも通って、治療ほとんど終わりまして胃腸も異常はありません。
メールか長くなりますので簡略に書きますが、アルジの場合私の感じでは「舌苔」の汚れが原因だと確信するのにいたりました。舌の奥に歯ブラシを入れ匂ってみましたらまさしくその匂いなのです。アルジが自分自身が舌苔を取り除くことは嘔吐したり色々むずかしいことがわかりました。
昨夜、偶然貴院の笑気麻酔のことを拝見、これは・・と思いつき、メールしておたずねした次第です。
こちら様では、舌苔のことは書かれていませんので私の考えとは違う目的に使用されているのようですね。
アルジは高齢ですがお友達も多く外出をして人様にご迷惑もかかりますし、本人もかわいそうなので、なんとか「舌苔」をお掃除して頂けるお医者さまをみつけたく思っています。
現在通院している歯医者様は口臭の検査も出来るということでしたが簡単な検査でした。
アルジは匂いには鈍感?私は敏感?なのかもしれませんが、残念ですが間違いなくひどいものと思っています。5mほど離れていても匂いを感じるひどい日もあります。
そちら様では苦痛なく舌苔の治療をしていただけないのでしょうか。
お忙しいのに恐縮ですがお返事をいただけましたら幸いです。
長くなりすみません。よろしくお願い申しあげます。
安原歯科医院の安原豊人です。
口臭に悩んでおられる多くの方々には、一般歯科的治療で解決できる病的口臭だけではなく、実際は客観的評価が難しい微細な臭気や、生理的口臭を気にしておられる方が数多くいらっしゃいます。
たとえ微細な臭気であってもそれについて悩み出すと、しばしばコミュニケーション阻害を引き起こし精神生活の質の低下を招くことにもなりかねません。
自臭症といって、口臭測定器では低い値を示し、通常の検査では口臭を認めないにもかかわらず、特定の環境下や条件で患者さま自身は口臭発生を訴えるケースがあります。生理的口臭は、起床時や空腹時にはどなたにでもあるものです。人の嗅覚は思いのほか敏感なのでどうしてもその微細な臭気を感じ取ってしまうものなのです。もちろんその量を減らしたいのなら、生活習慣を改善することも必要です。夜型をやめ、規則正しい生活をする。朝食を抜かない。良く噛んで食事をする。和食にする。乳製品を控える。元気に活動し人と良くおしゃべりをする。など唾液の分泌を促進してあげることがよいでしょう。口が渇いたり、口臭が気になると感じたときは、ガムを噛んだり、「舌きれい」などのシュガーレスキャンディーを舌の上で転がすようになめるのも効果的です。唾液の作用で舌苔を洗い流してくれます。
舌苔をタオルで拭ったりするのは、多少ならかまいませんがやりすぎると舌粘膜を傷つけますので注意が必要です。もちろん舌苔や膿栓は誰にでもあるものですから、過度に気にするのは禁物です。このように口臭のメカニズムを客観的に理解し、対処することが治療への第一段階であると考えています。
ご希望ならご一緒に受診してみてください。お悩みなのは、よく理解しております。いずれにしても一度診察致しましょう。

院長即答!しかも丁寧

1人で悩まずに、まずはご相談ください。きっと、悩みが解消されますよ。下記のご相談フォームから必要事項にご記入の上、送信するボタンを押してください。

安原歯科医院
院長 安原豊人