三叉神経痛

Q&A

3週間前に食事をしようとしたら、右上の前から3番目辺りの歯茎と目の方までピリピリという痛みが来て、以前副鼻腔炎をやった事がある為、その時の痛みと似ていたので耳鼻科に行きました。
その耳鼻科はCT検査もしてないのですが、副鼻腔炎のお薬を処方されて飲んでいましたが、どんどん痛みが酷くなり、三叉神経痛だと思います。
最後にお薬の内容を変え、紹介状を書いてもらいCT検査をしました。耳鼻科で最後なお薬を変えてから少しずつ痛みが治まって来ました。
CT検査の結果、副鼻腔炎ではなく歯だよと言われました。歯茎が腫れているとの事。歯が痛いというより、三叉神経痛なのですが、歯茎が腫れて歯が原因で三叉神経痛は起こりますか?
これから、歯医者に行こうと思うのですが、下手に触ってまた痛みが強くなってきたらと思うと恐怖です。歯医者さんで、その辺はわかるのでしょうか。
安原歯科医院の安原豊人です。
三叉神経痛は、発作性で疼痛は数秒間生じ、発作と発作の間はまったく痛みがありません。
瞬間的な激痛が最大の特徴です。患者さんは「ビリットする」とか「ズキズキーッとする」と訴えます。発作時には人類最強の痛みといわれています。通常片側性で、洗顔、会話、歯みがきなどの些細な刺激で発作が誘発されます。典型的三叉神経痛と症候性三叉神経痛に分類され、典型的三叉神経痛は、加齢と関係しており、基本的には50代以上で生じます。血管による神経根の圧迫が原因であると考えられています。
すなわち、加齢とともに脳内の血管が動脈硬化を起こし、神経を圧迫するために発作性神経痛が生じるというものです。したがって若年者に発作性神経痛が生じている場合には、まず最初に症候性三叉神経痛を疑い、頭蓋内占拠病変を精査するために頭部MRI検査を行う必要があります。原因には聴神経腫瘍などの小脳橋角部腫瘍や脳動静脈奇形によるものがあります。また、多発性硬化症などの自己免疫疾患が原因になることもあります。脳神経外科で一度精査されることをお勧めいたします。

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安原歯科医院
院長 安原豊人