リガ・フェーデ病

Q&A

本日受診しリガ・フェーデ病と診断され帰宅後口の中を見ると左上に歯が生えてきていると思います。受診した方がいいのでしょうか？ 安原先生お返事ありがとうございます。 上の歯は、と言うことは下の歯や、リガ・フェーデ病と言われるところには、何か障がいが、出てくるということなのでしょうか？ 初めて聞く病名で、その場では質問できずだったので質問させてください。 痛がったり授乳や離乳食に問題なければ、何もせずこのまま様子見でいいのでしょうか？少しづつ白い部分の範囲が広くなっている気がします。 治療などはあるのですか？ 白くなっている部分は大人になっても残るのでしょうか？

安原歯科医院の安原豊人です。
上の歯は、障害になることはないので、様子をみて大丈夫です。
ご安心ください。

リガ＝フェーデ病は、乳児において下顎乳中切歯の鋭利な切端で、舌運動時に舌小体部が持続的刺激を受けて生じるじょく創性潰瘍と、反応性の線維性肉芽組織の増生を見る疾患です。
原因には、正常歯の早期萌出が多いですが、過剰歯の場合もあります。
過剰歯の場合には抜歯が適応ですが、正常歯の早期萌出の場合には、できるだけ抜歯せずに様子をみます。
それでも改善しない場合は、歯冠切縁を削除して保存し経過を観察します。
以後隣在乳歯が萌出してきたときに、２本だけ低いようなら、レジン修復処置で対応可能です。
白くなっている部分が大人になっても残ることはありませんのでご安心ください。