くいしばりと口内乾燥

食いしばりがあり、起きると口の中に傷ができていて痛いので、、マウスピースをして寝ていますが、あまり効果がないので困っています。
また口内乾燥感が強いです。
こちらは自律神経の薬を飲んでいますがあまり効果がありません。
上記二つの緩和に良い方法ないでしょうか。
安原歯科医院の安原豊人です。
くいしばりがひどくて、マウスピースもあまり効果がない人に当院では、咬筋ボツリヌス療法を行っています。
咬筋ボツリヌス治療の効果には、顎関節症の緩和(顎が鳴る・口が大きく開かない・顎が痛む)、就寝中の歯ぎしりの緩和、歯ぎしりによる歯の磨滅(擦り減り)抑制、咬合圧による脱離、破損防止、食いしばりの緩和、食いしばりで起こる肩こり、頭痛などの改善、その他 ガミースマイル改善、口角挙上などがあります。
咬筋とは食物を咀嚼する時に使われる筋肉で、かみしめ癖などの食いしばりなどが原因となり、この咬筋が必要以上に発達し肥大している状態を咬筋肥大といいます。
咬筋が肥大することにより、顎の痛み、血行不良、ストレス、頭痛、肩こり、エラ張り、むくみなどの 原因になる可能性があります。
ボツリヌストキシン治療は歯科学会でも発表されている治療で、(日本補綴歯科学会・日本顎関節学会など)表面筋電計にて検査の結果、歯ぎしり、食いしばりが強かった場合に、希望される場合に咬筋にボツリヌス注射を行います。結果、 咬筋の緊張が取れ、症状が緩和。
食いしばりによる肩こり、頭痛などもひどかったがそれらも改善していきます。
ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐす注射です。
その結果、歯ぎしり、食いしばり、顎関節症などの治療に使用されています。緊張した筋肉(エラ)が弛緩することで、食いしばりによる肩こりなどの緩和にもなります。また、ガミースマイルの矯正にも使用することが出来ます。
ボツリヌストキシンの安全性については、
ボツリヌストキシン注入療法は、日本では、1996年に眼瞼痙攣、2000年に片側顔面痙攣、2001年に痙性斜頸への効能が厚生 労働省の承認を受けている治療です。
美容業界では、しわ取りの治療、小顔治療として一般的に使用されている治療方法です。
美容目的では70カ国以上で使用されています。
歯科医院では、美容目的の施術は行えませんが、咬筋・オトガイ筋(うめぼしジワ)・ガミースマイル・口角挙上などに行われます。 

【治療時間について】
5分程度で終了します。(表面麻酔をする場合は、40分程度)
【効果の持続について】
3か月〜6か月程度の効果があります。
【ダウンタイムについて】
特にありませんので、すぐに日常生活に戻ることができます。
【保険適用について】
保険適用外となります。
【副作用について】
治療後数日は重たい感覚が残る場合があります。
※ ボツリヌスタンパクは完全無毒化されているため、人体への影響はありません。ご安心ください。

口腔乾燥症(ドライマウス)については、様々な原因が考えられますので、一度検査を行って原因に応じた対応を行います。

ムーカスという器機で測ります。また唾液の分泌量も計測します。
口呼吸が原因の場合には、生活指導と鼻閉の改善のために鼻うがいの指導を行うこともあります。
シェーグレン症候群の場合には、唾液分泌を促すお薬を処方することも可能です。ご安心ください。

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安原歯科医院
院長 安原豊人