特発性歯痛(非定型歯痛)

Q&A

一年ほど前に、左下の奥から二番目の歯が常に痛くなり(冷たいもの、温かいものでは痛くなりませんでした)虫歯を治療したことのある歯で、神経に達してないとのことだったのですがその後いくら治療しても痛みが改善せず結果神経を取りました。
その歯がここ一ヶ月、常に以前神経を抜く前と似たような痛みや違和感があるのですが、これは虫歯、もしくは神経の取り残し等でしょうか?レントゲンで確認してもらってみたのですが異常はなく、自費で入れたセラミックの歯を一年もしないうちに壊すのも嫌ですし、もし再治療して治らなかったら…?と思い怖くて身動きが取れません。
冷たいもの、温かいもので痛みが増すこともなく、何か物を噛んでいる間は誤魔化されるのか痛みが気にならないのですが、こう言った症状の場合再治療で痛みは解消されるのでしょうか。
安原歯科医院の安原豊人です。
症状と経過から察するに、特発性歯痛(非定型歯痛)が疑われます。特発性歯痛は、明らかな異常が認められない原因不明の歯痛で、歯の神経を抜いても、根の治療を何か月も行っても、いっこうに痛みが引かないという病気です。男女比では女性に多く、その痛みは「ジンジン」「じわじわ」と表現されることが多いものです。歯の痛みであれば冷温水や歯をたたくなどの局所刺激によって痛みが増悪しますが、特発性歯痛ではそのような局所刺激は痛みにあまり影響を与えず食事するときはあまり支障がありません。食事中は痛みが消失することがこの病気の特徴でもあります。治療は薬物療法と認知療法の二本立てで行っていきます。トリプタノールというお薬が使われることが多いものです。医科と連携の取れる診断のトレーニングを受けた歯科医師による処方が必要です。

院長即答!しかも丁寧

1人で悩まずに、まずはご相談ください。きっと、悩みが解消されますよ。下記のご相談フォームから必要事項にご記入の上、送信するボタンを押してください。

安原歯科医院
院長 安原豊人